2634055 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

本当の美しさを求めてーかぐや治療院

本当の美しさを求めてーかぐや治療院

iPS細胞の医療応用

今週はiPS細胞の医療応用の1つ再生医療に焦点を当ててその応用に向けてどのような研究がおこなわれているかをご紹介します。
そして今回はiPS細胞を使った再生医療の大まかな概略のお話をいたします。

まず、再生医療とは何かを少しおさらいしましょう。再生医療は病気や怪我などによってうまく働かなくなってしまったり失われてしまったりした細胞や組織を補うことによってそれらの機能の改善を図る医療です。例えばこちらの絵にいくつかどんなものが再生医療にあるかなって書いてみたんですけれども再生医療には血液の細胞を補う輸血であったり臓器移植また細胞からシートを作ってそのシートを移植するといったようなものがあります。

では、iPS細胞を使った再生医療はどのようなものなのでしょうか。
ここで少し思い出していただきたいのですけれどもiPS細胞には2つの大きな特徴があったかと思います。

1つはこちら無限に欲しい分だけ増やすことができるということそして、もう1つはほぼ全ての細胞に変化分化させることができるということです。これら2つの特徴を活かしたiPS細胞の医療応用の可能性の1つが再生医療なんです。

2014年9月には加齢黄斑変性という目の網膜の疾患においてiPS細胞から作った網膜の細胞
網膜色素上皮細胞を患者さんの目に移植するというiPS細胞を用いた再生医療の世界初の手術が行われました。
この臨床研究は理化学研究所の高橋 政代博士を中心とするグループが進めているんですけれどもiPS細胞を応用した再生医療の実現に向けた大きな第一歩となりました。

その他にも現在様々な疾患に対してiPS細胞を使った再生医療を実現しようと活発に研究が進められています。他にここではその一部なんですけれどもCiRA(サイラ)が関わっていて
臨床研究が近いと予測される再生医療への応用の例をこちらに挙げました。

この他にも1型糖尿病やがん慢性感染症などの疾患にiPS細胞を使った再生医療を目指して研究が行われています。ただ臓器を丸ごと再生するというのは未だ難しいのが現状です。
今後さらなる研究が期待されます。

次回からはiPS細胞研究所 CiRA(サイラ)での再生医療の具体的な取り組みをご紹介します。



© Rakuten Group, Inc.